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第二章 三十五の蝶〜あたし、雪椿になる〜

Penulis: 士狼かずさ
last update Terakhir Diperbarui: 2026-02-19 17:47:23

 絶賛! あたしは今、夕月夜に抱っこされている。

 「何故なにゆえあたし、白猫になってるの?」

 そんな疑問が脳裏をめぐるけれど、撫でられれば喉が自然に、ゴロゴロと鳴ってしまうのだ。うーそんな自分が歯がゆいっ!

 「どうした、雪椿。抱っこは好きであろうに。今日は暴れるねえ」

 なんか夕月夜、先刻からあたしの事「雪椿」って呼ぶよね。

 あたしは秋華! そんな名前じゃないし。

 雪椿って、あの白銀の髪に、真っ白い着物の少女と同じ名前でしょうに。

 どうして、そんな名前を────

 「あ、まさか……あの子も化け猫……?」

 突然、に落ちる。

 雪椿にかけられた呪術で、あたしはどうやら過去の世界に飛ばされたらしい。これは想像だけど、あたしは魂だけが飛ばされて、化け猫である「雪椿の過去の体」に「憑依した状態」なんじゃないかしら?

 「それならば、納得できるわ」

 これは声に出してみると

 「にゃああぁぁ、にゃーあああああん」

 と変換される。うーん、全然ヒトの言葉になってないよ〜っ!!

 もうーこれじゃあ、ただのカワイイ猫ちゃんじゃないよおぉぉ。

 めちゃくちゃ困るん
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